どこかエレガント
たとえワイルドで粗野な振舞いをしていたとしても、どこか垢抜けていたり上品さが残るのが天秤座の特徴です。
本人は意識的にそうしているわけではないのですが、生まれ持った品が見え隠れするのかもしれません。
天秤座はいつも「本物」を求めているため考え方やセンスが知らず知らずのうちに洗練されてくるのです。
掘り出されたばかりのダイヤの原石は泥まみれでもそれを磨き続けるうちに光り輝く宝石になっていくのと似ているでしょうか。
天秤座は、考え方や立居振る舞いファッションセンスに至るまで一生をかけて自分を磨き続けていこうとするでしょう。
がんばってエレガントになろうといるというより磨きあげたその光がにじみ出てくるのかもしれません。
聡明なさわやかさ
あえて「こだわりをもたないこと」にこだわる天秤座は頑固さがなくサラリとしたムードの人がよく見られます。
考えていることは表情や態度に表れてくるものですが、天秤座は執着心が薄いほうなのでギラギラしたかんじはあまりありません。
理知的なムードと軽やかな感性によってどこか聡明なさわやかさを感じさせるのが独特の雰囲気かもしれません。
さわやかなムードというのは知性があってこそ感じられるものですが、天秤座の場合はさらに洗練された美しさが加わることもあります。
ただし自己愛が強すぎる人の場合にはそんな軽やかな雰囲気が消え、発酵したようなギラギラ感が出てしまうことがあります。
物腰やわらか
粗雑な雰囲気というのはまろやかさのない荒々しい振舞いによって出てくるものですが、天秤座は動きがやわらかくマイルドな印象を与えます。
柳の枝が風に吹かれてフワリとなびくように、天秤座の雰囲気も柔らかくのびやかさを感じさせるものです。
人当たりがよくにこやかに人と接する様子は人に愛されやすく、社交性の高さをかんじさせます。
穏やかな態度は「なにか秘訣でもあるのだろうか?」と感じさせますが、それは天性の資質に加えセルフコントロールのたまものといえるでしょう。
熱い性質を隠し持っていてもそれをほとんど感じさせないのはその物腰の柔らかさによるものなのです。