中庸がいちばん
天秤座の感覚はまさに2つの秤(はかり)によってバランスをとっているようなものといえます。
極端なものや激しすぎるものはあまり好まず「中庸」が一番と感じやすい傾向があります。
答えを出さずに引き分けでも良しとするところがあるので、場合によっては優柔不断にみえることもあるかもしれません。
ですが天秤座は決断を下すことが出来ないのではなく、あえて結論を保留しているだけということもありえます。
バランスを保って、そこに調和が生まれることに美しさや安心感を見出す天秤座は、いつも物事を心の秤にかけているといえます。
そしてもしバランスが崩れそうになるとどうにかうまく調整しようとします。
天秤座の感覚というのは絶対的なものではなく、秤(はかり)に乗せるものによって変化する相対的なものといえるかもしれません。
「美」に敏感
とくに意識をしていなくても天秤座のアンテナはいつも美しいものに対しての感度が高いといえます。
普通の人であれば気づかないようなことにも目を向けて、そこに美しさを見出すこともあるでしょう。
天秤座の審美眼は12星座中で最も発達しているといわれます。
美醜を見分けるだけでなく、美しさの中にさらなる美を見つけることができたりもします。
人生をかけて少しずつ磨いてきた審美眼はシャープで、妥協することなく感知できるようになっていくかもしれません。
洗練された美を好む天秤座は、毒々しいものやアグレッシブな芸術などはあまり好まみません。
客観的に見て人が魅力的と感じるような調和のとれた美を愛する傾向があります。
快楽は良いもの
美を愛でるために生まれてきたかのような天秤座は、じつは快楽を追求することに熱心だったりもします。
現代社会では、人間的な欲望や快楽などを追い求めることはあまり良しとしないこともありますが、天秤座はもっと自然なものとしてとらえています。
天秤座の快楽というのは、本能に従うというより洗練された楽しみごとといえるかもしれません。
自分好みのセンスの良い服を身にまとったり、美味しい食事を楽しんだり、さらにはすこし刺激的なことも含めて、この世で感じることができるすべての快楽を楽しみたいと願っていたりします。
たとえそれがどんなに本能的なものだとしてもどこか洗練された印象なのは、天秤座ならではのセンスの良さによるものといえるかもしれません