バランスを考える
理論的な考え方をする星座はいくつかありますが、天秤座のバランスのとれた思考はとくに洗練されたものといえます。
整合性がとれていることなどを大切にするので、わかりやすい答えを出すことが上手といえます。
天秤座の場合は、最初は主観的に考えていてもなにかを判断する段階になると無意識に客観的な視点に切り替えるということをしていたりもします。
例えば、自分の好みとか好き嫌いで判断しそうになったとしても、必要なときにはそれをグッとこらえて公平に答えを出そうとしたりするわけです。
物事をバランスよく考えてそれを瞬間的に導き出せるのは天秤座の才能であり特徴であるといえます。
視点を切り替える
ひとつの価値観を絶対的なものとして捉えない傾向にある天秤座は、さまざまな関係性の中で基準を見出していこうとします。
そのため天秤座にとっての思考というのは、時の流れとか環境によって変わる可能性があるといえるかもしれません。
何かの答えを見つけようとするときは、自分の頭の中を探るだけでなく、人から話を聞いたりさまざまな情報を集めてから最終的な答えを探したりもします。
天秤座の場合、思考に柔軟性があるという言い方もできますが、じつは考え方を変えるというより、視点を動かすことによって見方を変えているといえるかもしれません。
そのため、天秤座は意見が変わりやすいとか一貫性がないと思われてしまうこともあったりします。
ですがそれは視点を柔軟に切り替える能力があるからということができます。
相対的に考える
天秤座の意見が変わりやすいといわれるもうひとつの理由は、思考が相対的になりやすいからといえるかもしれません。
「全ての価値は相対的なもの」とどこかで感じていたりする天秤座は、「絶対に○○だ!」と価値観を固定化してしまうことに無意識に抵抗を感じていたりします。
一つのことにこだわりすぎるのは、頑固で融通のきかないことに思えてしまったりするかもしれません。
天秤座は軽やかに柔軟に動き続けることでたくさんの考え方に触れて、それらを整えていきたいと思う傾向があるといえます。
また思考が固定化されてしまうと、天秤座の特徴である社交性が発揮しにくくなるということも関係しているかもしれません。