決断できない
他者に合わせるクセがついているためか、天秤座は決断力がなかったり優柔不断な傾向にあります。
価値基準を相手に合わせて変えてしまうので自分の中の価値観がブレてしまいやすいといえるでしょう。
自分だけの問題を決める分には決断力はあるほうなのですが、多様な人間関係の中で相手に合わせてばかりいるうちに自分の意志を見失ってしまうことがあるようです。
決断するということはいくつもの意見を断ち切って一つに絞るということですが、調和やバランスを重視する天秤座はそういったことがどうしても苦手なのです。
しかし実はその裏側には「だれにも悪く思われたくない」という心が隠されているのかもしれません。
他人に流されやすい
社交性を大切にする天秤座は自分の価値観を相手に押し付けないように心がけています。
自分を出しすぎることなく相手を受け入れることで関係をマイルドなものにしようとするのです。
しかしこの考え方は、じつは「皆に愛される存在でありたい」と願う気持ちに基づいていることが多く、嫌われないための手段ということもありえます。
天秤座の心の奥には人に愛されなくなることへの恐怖感が隠されていると言っても過言ではないでしょう。
ただ楽しく社交しているように見えますが、実はそこには愛への渇望と承認欲求があるのです。
愛を求めるあまり周囲に合わせ過ぎてそのまま流されてしまわないように注意が必要かもしれません。
依存傾向あり
依存傾向があるといっても、天秤座の場合、その対象は人間ではなく快楽になりやすいといえるでしょう。
特定の人に固執することはそれほどないものの、快楽や快感に強く執着してしまうことがあるのです。
一度享楽的なことを体験してしまうと、それを何度も繰り返して感じようとしたり、普通以上に追求しすぎることもありえます。
それはたいてい五感を刺激するものになりやすく、場合によっては性的快感である可能性もあるでしょう。
このような依存傾向は良い方向に向ければ問題にはなりませんが、もし快楽に溺れてしまったなら身を持ち崩しかねません。
そんなときこそ強いセルフコントロールが必要になってくるでしょう。