客観性
天秤座は理性の星といわれますが、単に知識を集めるだけではなく、得た情報を客観的に精査してその本質を知ろうとします。
そのときの価値基準は自分の内側ではなく外側に置く、というのが天秤座の特徴です。
自分の主観を排除してでも誰から見ても価値があるものでなくてはならないと考えるのが天秤座だといえます。
さらに物事の価値を評価するときには、一つのものだけに注目したりこだわるのではなく、相対的に考えていく傾向があります。
天秤座は、世の中にあるものの本当の価値を見出していこうとするので、いつも客観的な視点から物事をみていこうとします。
冷静に見極めていくことで、洗練されたものを見つけたいと願っているといえます。
バランス
天秤座が無意識のうちに感じているのはどんなときも「公平」でありたいということといえます。
公平であるためには、あらゆるものを比較して正しく評価する必要があります。
さらに答えを出すには絶妙なバランス感覚が必要になります。
天秤座は他の人に対しても、物事に対しても、バランスの良い状態であるということを無意識に大切にする傾向があります。
なにかが飛びぬけていてもいけませんし、なにかが欠けていてもいけません。
人と接するときも物事を評価するときでも、自分の主観をわきに置いて、価値観が偏らないようにしているわけです。
天秤座の洗練された感覚は、こういうところからきているといえます。
美意識
客観的な評価を繰り返していくうちに少しずつ感性を磨いていって、誰が見ても美しいと感じるような洗練された「美」に気づくようになります。
そして、いつしかその感覚が意識の軸となって、その人を形作る美意識として発達していきます。
天秤座の性質が強い人は、美意識を強く持っている方が多くみられます。
さらに、それを生き方そのものに反映していこうとしたりもします。
「美意識」が生き方そのものになっていくわけです。
天秤座にとっての美意識というのは無意識的なものといえるかもしれません。